2015年 07月 17日
『前田青邨と日本美術院 -大観・古径・御舟』…
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青邨を取り巻く日本美術院の画家たちの作品と、ともに展示されていた
画家から他の画家への想いが綴られたメッセージから、切磋琢磨し合い
美を求めていた画家同士の関係性などにも触れられ、私にとっては
『速水御舟とその周辺』とは主役が入れ代わったスピンオフのような
目線でも愉しむことができた展覧会…。
照明が落とされた別室にて、期待を裏切らない妖艶な魅力を放ちながら
出迎えてくれました。制作中のものを二階の窓際に立て掛けていたら、
通りかかった人々に火事と間違われたという逸話があるそうですが、
炎は燃えるように光を放ち、色とりどりの蛾が羽ばたく姿がなんとも
幻想的…。炎に群がる蛾…その光景の生々しさを越え、神秘性にまで
到達させている御舟の情熱が伝わってくるようで心震えました…。
衝撃もありました。御舟は焚火をしながら蛾を観察し、数多くの写生図を
残しています。こちらは御舟展の図録より『粧蛾舞戯』の下図。(図録は天地が
逆転しているため正しい向きで写しました) 余談ですが、フランスでは蝶も蛾も
「パピヨン」。そう呼べるだけで日本語の音の響きとは随分印象が変わり、
ダークな印象が和らぎますね。きちんと分けたいのが本音ですが…(笑)
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by makibijou
| 2015-07-17 15:38
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