
秋の気配とともに心惹かれる豊潤な葡萄色…
爪付カボッションはいわゆるラウンドではなくて、中央が少しだけ
ツンと高いフォルムが"洗練"を感じさせてくれます。
そして繊細な装飾が施されたオーバルパーツは、造りがとても
個性的なので、別の角度からも写してみました…。

裏側を見ると、縫いとめ用の穴が二つ。ベースがフレンチジェットで
裏を残した部分が銀に彩色された土台に、アメジスト色のガラスが
貼られていることが解ります。この二部構成、なんだかタルトの
ようですね。それにしてもこんなに小さな中に、繊細な技が
ギュッと詰まっていることに溜息が零れます…。